平成20年2月1日発行 高照山 第242号

三大誓願に倣って

 皆様、新年明けましておめでとうございます。年頭に当たりまして、皆様と共に総本山の繁栄はもとより、世界の広宣流布の成就、そうして皆様方の支部の発展、地区、御一家、御一族、講員の本当の御繁栄と御多幸を心からお祈り申し上げた次第でございます。
  御案内の通り、平成21年、日蓮大聖人様の『立正安国論』正義顕揚750年の時は、いよいよ明年に迫ってまいりました。あと残された1年の課題はまことに大きいと申さねばなりません。しかし、考えてみますと、総本山の変わりゆく姿を拝見いたしましても、あの江戸時代の代表的な建築であるところの御影堂が、堂々と新しくまた本格的な解体修理が行われることになりまして、ますますその偉容を増し、総本山の輝かしい「事の戒壇」としての佇まいが一歩一歩充実してまいります。
  そこにまた、総本山の宿坊の18カ坊が一斉に大修築に取りかかるということは、一時的に不便があるにせよ、本格的な整備の大きな意義があり、その規模を整えて、世界の広宣流布のために登山して来られる御信徒の宿坊としての機能を飛躍的に発揮することになった次第であります。総本山の長い700年の歴史のなかにおいても、各坊が一致して全体の構想のうえから大規模に整えられ、建て替えなければならない、そういう時がやって来たということをつくづく有り難く感ずる次第でございます。皆様方も、こうした今日の時に生きて、そうして御供養に参加させていただいて、日蓮正宗の発展の姿、総本山の偉容、そうして私たち法華講の躍進すべき時代が到来したということを心に銘記して、なおいっそうの御精進をいただきたいと願うものでございます。
  日蓮正宗の宗門として、まことに有り難いことは、第67世御隠尊日顕上人猊下、また御当代の御法主日如上人猊下のお二人の猊下が、まことに御壮健そのもののお姿において、私たち日蓮正宗の僧俗の指揮を執ってくださるということであります。皆様方も『大白法』や『大日蓮』を御覧になりましても、日如上人猊下と日顕上人猊下の御指南が載っておりまして、まことに有り難く拝見させていただく次第でごさいます。皆様方もここに日蓮正宗の誇りがあり、喜びがあり、そしてまた信心の糧が整っているということを深く心に銘記していただきたいと存ずる次第でございます。
  総本山が立派に発展することによって、全国の末寺がまた発展し、また輝かしい歴史が加わっていくに従って、檀信徒の喜び、檀信徒の誇り、檀信徒の功徳も厳然として具わってくるということを確信していただきたいと思う次第であります。
  私は年頭の挨拶といたしまして、一人ひとりが、大聖人様の『開目抄』におけるところの「三大誓願」に倣って、それぞれが本当に信心を根本にした躍進を図っていただきたいということを申し上げました。
  その第一は勤行、唱題に躍進するということであります。堂々とした日常の生活のなかにおいて、揺るぎない確固とした信心を確立していただきたい。一切はその家族の皆さんが、人数の多少にかかわらず、一心に勤行唱題をして、その家から堂々としたお題目の声が聞こえてくる。そこにお題目のすごさが充満している。信心の喜びが年中絶えない。そういう家庭を築いていっていただきたいと思うのであります。
  それと同時に、第二には折伏弘通に躍進するということであります。
  そうして、第三には法灯相続と人材の育成に躍進。このことも絶対に忘れてはならないということであります。
  実は戦時中にどんな困難な状況におきましても、妙光寺の先達の方々は信心を守り、どんなに苦しい時代にあっても御本尊様を守り通して、正法を今日に護持してこられたのであります。皆様方は、その先人の尊い信心をしっかりと受け継がれて、妙光寺ここにあり、法華講ここにあり、という信心の実証を示していっていだきたいと思うのであります。
  そのためには、法灯を次の世代に相続していくことが何よりも大切であります。折角の信心が一代限り、二代限り、三代で絶えてしまうというようなことがないように、永々と正宗の信心をしっかりと継続し、さらに倍加して、次の時代に受け継がせていっていただきたいと思うのであります。
  そうして輝かしい正法の城を築いていって、一人ひとりが日蓮正宗法華講の大人材となる実証を確立していっていただきたいと思うのであります。
  皆様方の御健勝と、それぞれの御家庭の御多幸を心からお祈り申し上げまして、一言、新年の御挨拶とさせていだきます。本年一年、お互いに正法の信心をしっかりと守り、化他折伏に精進いたしましょう。(平成20年1月1日 元旦勤行会において)

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