平成20年5月1日発行 高照山 第245号
妙光寺住職  尾林 日至

体験と確信が大事

 今、わが宗門は僧俗挙げて、『立正安国論』正義顕揚750年に向けて地涌倍増と大結集を目指して折伏弘通に邁進しております。世界各国において、本当に心を一つにして頑張っておられるのであります。その折伏にとって一番大事なことは、一人ひとりが信心の体験を持ち、その確信をもって下種活動に邁進していただきたいということであります。御自身の体験でなくても結構です。毎月の広布推進会の等々において発表された尊い体験を、ぜひ一人ひとりの命に感じて、そうして世間の人びとに伝えていただきたいと思います。体験が大事であります。確信が大事であります。
  法義的なことをお話しても、なかなか信じてくれない。体験をやさしく、諄々と確信をもって伝えてあげるということが大事だと思います。
  新しく入信される方に対しても、皆さん方は、御授戒の意義、尊さをお話して、よく納得させてから御授戒を実施し、御本尊送りの際には、家族の方々に内緒でやるのではなくて、晴れ晴れと、生涯に二度とない喜びの日を迎えるのだという確信を持って、堂々と、家族一同がみんな打ち揃って、歓喜のうちにできるようにしていただきたいと思います。
  そうして勤行をしっかりと教えていただいて、家族全員で信心ができるように、ぜひ取り計らっていただきたいと思います。確信のない御本尊送り、隠れての御本尊送りではなく、家族一同が信心していけるような、未来に向かっての明るい御本尊送りをしていただきたいと思います。そうして、この御本尊を御安置申し上げることが、本当に喜びであり、一家の幸せの基となる、生涯のこの上ない大きな記念すべき日になっていくのだということを、みんなで確認し合うという、そういう御本尊送りにしていただきたいと思います。
  今、実際に、シンガポールや台湾やスリランカなどアジア各国で、心から信心を求めてくる人たちのために、盛んに各種の会合が行われています。そこでは、やはり教学書が中心ではなくて、一人ひとりの体験が中心になっています。体験を話し、体験をもって確信を深めていくことが大切であります。その体験が、みんなの心のなかに浸透していくということであります。私たちも、そうした信心に立ち帰って、共に立派な体験を世界の人たちに伝えていけるように、みんなで頑張りたいと思います。そのことをしっかりと念頭に置いて、もう一度原点に立ち帰って、そうして自らの体験を軸にして、先ずは唱題を根本にして立ち上がっていっていただきたいと思います。皆様方の御精進と、これからの支部の発展を願って、一言、御挨拶とさせていただきたいと思います。本日は大変、御苦労様でした。よろしくお願いいたします。
(平成20年4月6日 広布唱題会において)

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