平成21年6月1日発行 高照山 第258号
三 沢 抄

 「此の法門出現せば、正法像法に論師人師の申せし法門は皆日出でて後の星の光、巧匠の後に拙きを知るなるべし。此の時には正像の寺堂の仏像・僧等の霊験は皆きへうせて、但此の大法のみ一閻浮提に流布すべしとみへて候」(御書1204)

(解釈)
  此の南無妙法蓮華経の大法が末法に出現すると、正法時代や像法時代に論師、人師達の弘めた法門は皆一度、日が昇った後の星の光、上手な工匠の後に下手な工匠を知るようなものであろう。末法においては正法・像法時代の寺堂の仏像や僧達の霊験は皆消え失せて唯南無妙法蓮華経の大法のみが全世界に流布するのであると説かれている。

(解説)
 法華経の薬王品には「我が滅度の後、後の五百歳の中に閻浮提に広宣流布して云云」。
 法華経の勧発品には「如来の滅後に於いて閻浮提の内に広く流布せしめて断続せざらしめん」と説かれ、妙法蓮華経の大法こそ全世界に広宣流布する事が釈尊によってくり返し、くり返し予記されています。しかも宗祖日蓮大聖人の御出現によって、その事実が全世界に展開されるようになって来ているのであります。何と尊い、崇高な実証ではありませんか。 次下の「かかる法門にちぎりある人なればたの(頼)もしとをぼ(思)すべし」との御文の如く、大聖人の大正法に深い御縁を持てた自分の立場に感謝して正法広宣に挺身すべきであります。

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