平成21年7月1日発行 高照山 第259号
東京第二布教区宗務支院長 野村淳信御尊師

新住職の紹介ならびに祝辞

 一言、布教区を代表して、新住職の紹介ならびに祝辞を述べさせていただきます。
 本日は高照山妙光寺第9代住職土居崎慈成御尊師の入院式が厳粛に執り行われまして、まことにおめでとうございます。本日午前10時より座替わり式ならびに事務引き継ぎが総代様立ち会いのもと、無事に行われましたことを、ここに謹んで御報告申し上げます。
 さて、前住職常宣院日至上人は昭和62年5月に、浦和の常生寺より第8代妙光寺住職として赴任され、22年の長きにわたり寺檀和合、かつ地域広布発展に御尽力され、また宗門にあっては長年にわたり海外部長、宗会議員、全国布教師等、数多くの要職を歴任されましたが、5月13日、薬石効なく御遷化され、教区一同残念でなりませんでした。また、奥様には内助の功を尽くされ、御住職を支えられ、御住職と信徒の和を計ってこられました。教区内寺族にあって種々御教導を賜り、教区一同感謝いたしております。奥様には御住職の看護、また葬儀後の疲れも癒されぬ状況にありますが、今後は充分に休息を取られ健康に留意していただきたいと存じます。また今までと変わらぬ御厚誼を賜りますよう教区一同お願いいたします。名残は尽きませんが、心も新たに新住職を迎え、教区一団となって精進してまいりたいと存じます。
 本日付けをもちまして、高照山妙光寺第9代住職として、御法主上人猊下の御任命を受けました土居崎慈成御尊師でございます。よろしくお願いいたします。 土居崎慈成御尊師は、兵庫県にて、昭和11年10月20日に出生され、当年72歳になられます。昭和18年1月、堅持院日法上人(富田慈妙師)が寂日坊住職から妙光寺第4代住職に任ぜれましたが、土居崎慈成師は総本山と同村の上野小学校で学ばれ、昭和19年3月12日、7歳の時、縁ありまして、佐野慈廣師(旧姓塚原、妙壽日成尼〔佐野廣謙師〕のお弟子で、本境坊第37代住職、筑前阿闍梨慈廣坊日藏師)を御師範として出家得度され、昭和29年10月25日、大東院日明上人(柿沼廣澄師)に師僧変更されました。昭和18年8月より、昭和35年3月25日に至るまで、17年間妙光寺に在勤され、大東院日明贈上人のもと、厳しい修行と慈愛溢れる心に接しながらの御奉公の傍ら、品川区立三ツ木小学校、区立大崎中学校、私立立正高校、立正大学仏教学部宗学科に通われ、優秀な成績をもって昭和35年3月に卒業されました。
 その後、総本山にて在勤され、昭和37年4月1日に晴れて教師補任式(新説免許)を挙げられて、昭和37年12月14日、名古屋市南区東海山玉泉寺初代住職、昭和42年5月5日、総本山蓮東坊住職、昭和52年11月22日、鎌倉市扇ガ谷立正山護国寺第2代住職に任ぜられ、実に住職歴46年間にわたって御奉公されてきました。その間、昭和63年3月31日、大僧都に叙せられ、宗会議長をはじめ、参議、神奈川布教区宗務支院長、関東大布教区宗務大支院長、各種記念局委員等、実に多くの要職を勤めてこられました。各任地にあっては、大東院日明上人の長年にわたっての御化導を良く身に体し、僧俗一致して寺院興隆、広宣流布のために御精進されてきました。
 お人柄は妙光寺に長く在勤されておりますので、御存知の方もいらっしゃると存じますが、誰からも慕われ、頼り甲斐のある方であります。しかし、特に謗法厳誡という点については、人一倍厳しく破折される姿勢を示されます。また筋道が曲がったことは大嫌いであります。心優しい礼節を重んじる住職でありますので、何事に付けても御相談され、信頼され、御化導を受けていっていただきたいと存じます。そして僧俗一致の実を挙げ、広布への前進に向かって御奉公されることを念願いたします。
 奥様は当山第7代住職常照院日修上人の長女であり、顔見知りの方も多いかと存じますが、幼少より長年にわたり寺院において御奉公されてこられましたので何も申すことはございませんが、御住職のアドバイスをいただきながら寺院を護り、特に御信徒の方々にも親切に真心を篭めて接してくださることと存じます。御信徒の皆様には何卒よろしくお願いいたします。
 御承知の通り、今宗門は、『立正安国論』正義顕揚750年の大佳節の年に当たり、御法主上人猊下の御指南のままに、地涌倍増、7万5千名大結集総会、50万総登山に向かって精進しているところであります。これらの御命題は講中の育成と折伏なくして達成することは不可能であります。特に下種折伏の実践は急務であります。下種なくして地涌倍増はありません。
 宗祖日蓮大聖人様は『法華初心成仏抄』に、
 「とてもかくても法華経を強ひて説ききかすべし。信ぜん人は仏になるべし、謗ぜん者は毒鼓の縁となって仏になるべきなり」(御書1316)
と仰せられ、順縁、逆縁共に成仏への道であることを示されております。
 また『日興上人遺誡置文』には、
 「未だ広宣流布せざる間は身命を捨てゝ随力弘通を致すべき事」(御書1884)
と仰せであり、未だ広宣流布が達成されていない間は力に随って折伏に励むことが肝心であるとのことであります。
 総本山第68世日如上人猊下は、
 「僧俗が一体となって御命題達成へ向けて懸命の努力をしております。御命題の『地涌倍増』と『大結集』達成の絶対的な要件は何かと言えば、これは折伏であります。つまり折伏なくして『地涌倍増』を 達成することはできません。また、折伏の伴わない『大結集』は単なる数集めに過ぎず、実りのないものになってしまいます」(大日蓮722号21)
と厳しく御指南あそばされております。つまり僧俗一同が、身軽法重、死身弘法の折伏実践こそ、地涌倍増、大結集の御命題も、広宣流布への大願も、はじめて達成されるのであります。この信心実践こそが『立正安国論』に示された国家安穏な社会が成就する方程式であります。今、世の中を見るに末法の様相が色濃く現れております。その原因は謗法充満なるがゆえであります。『立正安国論』に、
 「彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには」(御書241)
と説かれておりますが、国家の安穏を願うならば現在の一凶である邪義謗法団体と化した池田創価学会を破折する以外に国家の安穏はありえません。また御命題達成も叶いません。本日の入院式を機に、妙光寺支部・正道講支部共に法華講員の一同には、この一凶を破折し、正義顕揚の年に相応しく、御法主上人猊下の御指南のまま、百日間唱題行を助走として、地涌倍増と7万5千名大結集総会の大勝利を実現し、未来広布の礎としてまいろうではありませんか。最後に御住職様、支部法華講員の皆様と寺族の皆様の御健勝と御活躍をお祈りいたしまして、新住職の紹介ならびに祝辞とさせていただきます。本日はまことにおめでとうございました。
(平成21年6月13日 入院式 妙光寺本堂において)

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