平成21年9月1日発行 高照山 第261号
文永8年7月12日 50歳
四条金吾殿御返事

 「『此の経は持つこと難し、若し暫くも持つ者は我即ち歓喜す。諸仏も亦然なり。是くの如きの人は諸仏の歎めたまふ所』云云。日蓮讃歎したてまつる事はものゝかずならず、諸仏所歎と見えたり。あらたのもしや、あらたのもしやと、信心をふかくとり給ふべし、信心をふかくとり給ふべし」(御書471)

(通釈)
 法華経の宝塔品に「此の妙法蓮華経を信じ持つ事は難い。若ししばらくも持つ者があれば、我が歓喜は勿論、三世の諸仏もまた歓喜をするのは当然である。そのような人々を三世諸仏が讃歎されるのである」(法華経354)と説かれている。今日蓮があなたを讃歎する事はものの数ではない。三世の諸仏が讃められると経文には見られる。何とたのもしい事ではないか。信心を深く取りなさい。強盛な信心に徹しなさい。
(解説)
 法華経の肝心である妙法蓮華経の大法を末法に於いて信じ、持つ事は本当に得難い事である。しかし信じ難い持ち難い尊い信仰を率先垂範して実践する人だからこそ、釈尊や大聖人、三世十方の諸仏は歓喜してその人を守護されるのである。更に弘通しがたい妙法であるが故に弘通の功徳は大きく、万人を救うのである。正しい信仰ほど尊い実践はありません。折伏ほど献身的な行動はありません。
 (在間良妙師のお話)
 皆様、こんばんは。本日は皆様におかれましては多忙のところ、遠路遙々この広布祈念唱題会に御参列いただき、まことに御苦労様でございます。ただ今、土居崎御住職様は明日に控えました講頭・副講頭指導会に先立ちまして、総本山に向かわれております。ゆえに、ただ今は妙光寺8月度の1日の広布祈念唱題会に当たり、仏祖三宝尊に対し奉り、本年50万総登山の達成、妙光寺折伏目標の達成、そして日蓮正宗として、また妙光寺としての、今回の7万5千名大結集総会の目標を達成の御報恩感謝を御本尊様に申し上げました。さらには本日御参詣になられました皆々様方の過去遠々劫よりの謗法罪障消滅、信心倍増、息災延命、家内安全、一切無障礙、現当二世に亘りますところの心願満足、大願成就の御祈念も併せて申し上げさせていただきました。
去る7月26日、総本山大石寺において、『立正安国論』正義顕揚750年記念、法華講精鋭7万5千名大結集総会が執り行われました。前日までは大きな被害をもたらすほどの大雨が続きましたが、大会当日、総本山大石寺周辺には青空が広がり、心地よい風が南東より吹き込みました。当日、ヘリコプターから大結集総会の全景を撮影することになりましたが、初めは、辺り一面、どんより曇って今にも大雨になりそうだったので、操縦士等から、とても上空からの撮影は不可能だと言われました。しかし、大丈夫だから飛ばしてくれと頼んで、ヘリコプターを飛ばしたとろ、不思議なことに、大石寺の上空だけ、ポツカリと青空が広がりまして、見事な7万8千余名の大結集の全景写真が撮影できたわけです。また、この大会を通して大きな事故等も一切なく、タクシーの運転手さんの話では、大石寺周辺の渋滞等も一切なかったので、近隣からの苦情もないでしょうとのことでありました。
 この大結集総会に参加された全法華講員の皆様方が、この不可思議なる諸天の加護というものを身をもって体験されたことと思います。
妙光寺といたしまして、6月10日の時点では、妙光寺の両支部合わせて目標1000名に対し、647名、64%しか達成されていない状況でありました。しかしながら妙光寺支部・正道講支部、それぞれが勇猛精進され、僧俗和合の大信力によって、大会当日には、妙光寺支部・正道講支部、両支部合わせ1014名の方が大会に大結集されました。まことにおめでと
ございます。
 この妙光寺としての大結集総会の大成功は、御法主日如上人猊下、御隠尊日顕上人猊下の御指南と激励は言うまでもありませんが、土居崎御住職の不屈の御決意と御指導によるものであり、さらには妙光寺支部・正道講支部、両支部が地区、班それぞれを越え、さらに支部をも越え、ありとあらゆる障碍と競い起こる魔を乗り越え、互いに激励し合い、精進された結果でございます。土居崎御住職様と妙光寺有縁の全法華講員の皆々様、特に中心となって御尽力くださいました総代各位・両支部講頭・副講頭・各登山部長・各役員の方々に厚く御礼申し上げます。またこの大会を支えてくださいました総本山での任務に就かれた皆様方、そして大会を大いに盛り上げてくださいました鼓笛隊の皆さん方にも厚く御礼申し上げます。まことにありがとうございました。

 今月の拝読御書にもあります通り、御本仏日蓮大聖人、諸仏、諸天、御法主上人猊下、御隠尊上人猊下、妙光寺御住職様、そうして前住常宣院日至゙上人が、皆様お一人おひとりの唱題を根本としたその御精進を御照覧あそばされ、大いにお悦びになられ、大いに讃歎されていることと拝します。
 妙光寺支部・正道講支部、両支部のお一人おひとりが、この得難い体験と大歓喜を生涯忘れることなく、異体同心の信心に立ち、さらなる自行化他に亘る御信心に御精進されますことを御本尊様に御祈念申し上げ、本日の御挨拶に代えさせていただきます。
(平成21年8月1日 広布祈念唱題会において)

戻る