平成20年10月度座談会
三 大 秘 法 抄

 「像法には南岳、天台等は南無妙法蓮華経と唱え給ひて、自行の為にして広く化他の為に説かず。是理行の題目なり。末法に入って今日蓮が唱ふる所の題目は前代に異なり、自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり。」
(新編1594頁)

(通釈)
 像法時代に南岳大師、天台大師等の唱えた南無妙法蓮華経の題目は、自行の為であって、広く化他の為には説かれなかった。これは、理行の題目である。末法に入って今日蓮が唱える所の題目は前代に異なり、自行化他に亘る南無妙法蓮華経である。

(解説)
 この御文において、大聖人様は、南岳大師、天台大師等は自行のためだけに題目を唱え、化他のために説かないのは「理行の題目」であると仰せられている。つまり、正義を説き、正法を修しても、折伏を行じないということは、大聖人様の御正意に反し、理の上の題目を唱えている事になり、何人の成仏も人々の救済も出来ないのである。理行の題目では、我々は実際に成仏する事が出来ない。自分の成仏のためにも、また悩める人びとのためにも折伏に邁進しましょう。

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