平成21年 2月度座談会
立正安国論

 「盲瞽の輩、迷惑の人、妄りに邪説を信じて正教を弁へず。故に天下世上諸仏衆経に於て、捨離の心を生じて擁護の志無し。仍って善神聖人国を捨て所を去る。是を以て悪鬼外道災を成し難を致すなり。」
(新編237頁)

(通釈)
 宗教の正邪や理非に迷っている人はみだりに邪説を信じて、正しい教えをよく理解できない。それらの僧により一国全員が諸仏や諸経の一切を捨て去る心を生じ、擁護する心がない。そのために善神も聖人も国を捨ててその場を去る。そういうわけで悪鬼や外道が災難を引き起こすのである。

(解説)
 正教とは何か。これは三重秘伝による上からの、大聖人様が不自惜身命の御振る舞いをもって御弘通あそばされた三大秘法であります。この三大秘法でなければ、末法の現代において本当の意味で一切衆生の心身を正しくし、仏性を現すことはできないのです。大聖人様が命をかけてお顕しになった本門の三大秘法を本当に真剣に受持するところに、初めて国家も社会も個人も御本仏日蓮大聖人様の正しい教えの功徳により、根本的な立正安国の道がはっきり顕れてくるということです。この乱れた世の中を安泰にしていくためには、正しい仏法を信じ、御本尊様に御題目を唱えていく事と、折伏を行じていく事が肝要なのです。

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