妙光寺通信 ゲストの皆様へ (3−27)

「驥尾に附す」

 日蓮大聖人の「立正安国論」に中国の「史記」の文を引用されて、蒼蠅驥尾(そうよう きび)に附(ふ)して万里(ばんり)を渡(わた)り、碧蘿松頭(へきら しょうとう)に懸(か)かりて千尋(せんじん)を延(の)ぶ。
   弟子( で し )、一仏(いちぶつ)の子(こ)と生(う)まれて諸経(しょきょう)の王(おう)に事(つか)ふ(御書二四三)
と仰せになっています。
  これは一匹の青蝿といえども一日に千里を走ると言われる駿馬の尾につく事によって万里を渡ることが出来る。
  つたかずらは大きな松の木にからんで行くと千尋の高さにも至るとの意味です。
  それと同じように人間としての器量は小さく、知恵才覚を欠くとも仏弟子として生まれて諸経の王たる最勝の法華経に仕える尊さを教示されているのです。
  人は如何なる時代の人々も正しい宗教、本師の教導が必要だと言う事を教えて下さっているのです。
  もし何事も自分の力と努力で成就できると思っていたら、その人はよほどの増上慢の人と言えましょう。
  また大聖人は「日女御前御返事」に、
   悪知識(あく ち しき)を捨(す)てて善友(ぜんゆう)に親近(しんごん)せよ(御書一三八八)
と説かれているように、正しい信仰を全うするためには悪師悪法、邪師や末弟の悪知識を捨てて、どこまでも本仏本師本旨の教導に従う事が大切なのです。
  過去の家の宗教というしがらみに執着することなく、一日も早く善師悪師を見抜いて御本仏の、本経、本論に基づく宗旨に依るべき事をお勧めいたします。


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