妙光寺通信 ゲストの皆様へ (3−28)

「大聖人の大慈大悲」

  広大な仏様の慈悲のことを大慈大悲と申します。仏は一切衆生救済のために御出現遊ばされ、そしてまた一切衆生を教導遊ばされ、みんなを幸せな即身成仏の境涯に導いて下さるのです。また、正しい信仰が出来るように御本尊を授与し、唱題の尊さを教え、そしてまた仏法僧の三宝を衆生のために残されて、万年の衆生を救済遊ばされる正法正師の正義を確立されて、広宣流布の大道を開かれるのがまた仏の教導であり、仏様の大きな慈悲に依るところであります。したがって大聖人は『開目抄』に、
  日蓮(にちれん)が法華経( ほけきょう)の智解( ち げ )は天台伝教(てんだいでんぎょう)には千万(せんまん)が一分(いちぶん)も及(およ)ぶ事(こと)なけれども、難(なん)を忍(しの)び慈悲( じ ひ )のすぐれたる事(こと)はをそれをもいだきぬべし(御書540)と仰せになられております。仏様の真実の大慈悲は先ず仏様御自身がこの世の中に御出現遊ばされて、大法を確立され、そしてまたその正法を弘通遊ばされて、正法の力によって一切衆生を教導遊ばされるわけであります。また大聖人は『報恩抄』に、
  日蓮(にちれん)が慈悲( じ ひ )曠大(こうだい)ならば南無( な ん )妙法蓮華経(みょうほうれん げ きょう)は万年(まんねん)の外未来(ほか み らい)までもな(流)がる(布)べし。(御書1036)と仰せになっております。大聖人様の仏法は万年にわたって朽ちない、尽きない、揺るぎない確固たる大正法であります。したがって仏力法力共に、末法万年の正法の功徳、力、働きを示して下さっております。「日蓮が慈悲広大ならば」という言葉に、注目いたしましょう。これほどの確信と、力と、そしてまた功徳と、大慈悲を持って一切衆生を御教導遊ばされる御方はいらっしゃらないのであります。大聖人様の大正法は、如何に大きな御本仏の御境涯から厳然として確立されているかということを心に銘記し、また目覚めて大聖人様の弟子信徒としての正しい信仰につきましょう。大聖人はさらに『報恩抄』に、
  日本国( にほんごく)の一切衆生(いっさいしゅじょう)の盲目(もうもく)をひらける功徳( く どく)あり。無間地獄( む けん じごく)の道(みち)をふさぎぬ。(御書1036)と仰せになっていらっしゃいます。この御文を確信して大聖人様の弟子としての正しい信心を全うすべきであります。此処に御本仏の実在を確信すべきであります。


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