妙光寺通信 ゲストの皆様へ (3−39)

「大王の膳」

 法華経の授記品に
 飢えたる国より来って 忽ちに大王の膳に遭わんに (開結 233)
と説かれて、釈尊が法華経と一切の爾前権経を対比して、爾前権経を粗食とし、法華経を大王の膳(そなえ)とされています。大王の膳とは、食べ物で言えば、最高の味わいを持った醍醐味を意味します。天台大師は、一切経を五味に配当して、華厳時の経々を乳味とし、阿含時の小乗を酪味とし、方等時の経々を生蘇味とし、般若時の経々を熟酥味とし、法華涅槃時を醍醐味と解説されています。このような爾前権経と法華経との間には厳然とした勝劣があり、方便の爾前権経を捨てて実経の法華経に帰依すべき事は論を待ちません。
  大聖人は『御講聞書』に
  大王膳とは醍醐味なり所詮末法に入りては謗法の人々は餓鬼界の衆生なり。此の経に値ひ奉り、南無妙法蓮華経に値ひ奉る事は併ら大王膳たり(新編1842)と仰せになり、また
  大王膳とは所謂南無妙法蓮華経是なり(新編1843)と示されています。
  私達は大王の膳たる最勝にして、最第一の南無妙法蓮華経の大法に対する絶対の信心を確立して、醍醐味を味わい、醍醐味による功徳をいただいて、身心の健康を成就し、大きな幸いと果報を積んで参りましょう。

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