妙光寺通信 法華講員の皆様へ (1−29)

「勝妙の功徳」

 世界のどんな宗教の信仰者でも、信仰の目的とするところは、「功徳を頂きたい」「救いを欲しい」「幸せになりたい」等と願って信仰を持つに至るのでありましょう。
  しかし信仰を通して手にする本当の救いや幸せ、その功徳を得るには、最高の教義と人間救済の数多くの事例、また救済の方途が確立されていなければなりません。
  特に人間の避けることの出来ない大苦である生老病死について、不幸の原因として立ちはだかる、煩悩・業・苦の三道について一切の解決を与える道理が確立されていなければなりません。
  正しい宗教にはその解決の方途がしっかりと確立されていますが、誤った宗教はただ単に「瞑想」や「願掛け」や「祈り」を勧めるのみで、人間の命の底からの叫びや、深い、広い、悲しく、つらい、苦しい心の問題を解決して、明るい希望を与える事の出来る宗教は此の法界に日蓮大聖人の一実の妙法蓮華経しかありません。
  日蓮大聖人は此の妙法の大利益について「最蓮房御返事」に、
   過去久遠劫(かこくおんごう)より已来(このかた)未来永劫( みらいようごう)まで、妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)の三世(さんぜ)の御利益尽(ごりやくつ)くべからず候(そうろう)なり (御書六四一)
そして、
   其(そ)れに付(つ)けても法華経(ほけきょう)の行者(ぎょう じゃ)は信心(しんじん)に退転無(たいてんな)く身(み)に詐親無(さしんな)く、一切法華(いっさいほけ)経(きょう)に其(そ)の身(み)を任(まか)せて金言(きんげん)の如(ごと)く修行(しゅぎょう)せば、慥(たし)かに後生(ごしょう)は申(もう)すに及(およ)ばず、今生(こんじょう)も息災延命(そくさいえんめい)にして勝妙(しょうみょう)の大果報(だいかほう)を得(う)、広宣流布(こうせんるふ)の大願(だいがん)をも成就(じょうじゅ)すべきなり (御書六四二)
とも説かれています。生老病死の四苦や煩悩・業・苦の三道による不幸の原因は、人間の三世の御利益を尽くして始めて解決できるものであり、三世を通して真実の仏の教導に依らなければ真の解決は出来ないのです。
  過去世の宿業を消滅し、現世と未来の幸せを築いて参りましょう。

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