少年少女版 日蓮大聖人(にちれんだいしょうにん) 「御一生記」(ごいっしょうき)

池上兄弟(いけがみきょうだい)(やかた)御入滅(ごにゅうめつ) (1282(ねん)/61(さい)/弘安五年(こうあんごねん))


 すべての化導(けどう)相承(そうじょう)日興上人(にっこうしょうにん)にゆずられた大聖人様(だいしょうにんさま)は、(みずか)らの死期(しき)(さと)られ釈迦(しゃか)立像(りつぞう)退(しりぞ)け、御本尊様(ごほんぞんさま)をお()けし読経(どきょう)唱題(しょうだい)弟子(でし)たちとされました。
  そして十月(じゅうがつ)十三日(じゅうさんにち)午前八時(ごぜんはちじ)ころ弟子(でし)たちの題目(だいもく)(おく)られながら、六十一歳(ろくじゅういっさい)生涯(しょうがい)をとじられ、御遷化(ごせんげ)されました。このとき大地(だいち)震動(しんどう)(さくら)(はな)()きほこり、大聖人様(だいしょうにんさま)(たましい)宇宙法界(うちゅうほうかい)にかえっていくことの(よろこ)びと、末法万年(まっぽうまんねん)人々(ひとびと)(すく)われるお(いわ)いのしるしとして、お誕生日(たんじょうび)(とき)(おな)じようにあらわれました。
  しかし、みんなの(かな)しみは(ふか)く、すべての弟子(でし)たちが落胆(らくたん)していました。それでも日興上人(にっこうしょうにん)導師(どうし)のもと、厳粛(げんしゅく)御葬儀(ごそうぎ)をとりおこないました。そして初七日(しょなのか)法要(ほうよう)をすませてから日興上人(にっこうしょうにん)たちは御灰骨(ごはいこつ)(むね)()き、(かな)しみの旅路(たびじ)身延(みのぶ)()かって(すす)まれました。

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