2.御剃髪

12歳で清澄寺に登った善日麿ぜんにちまろは大志を抱いて修学の年月を送り英知に輝くたくましい青年に成長された。そして民衆の救済と一国の平和をもたらすため、僧侶となり仏法の真髄を究めようと、得度を決意された。1237年、16歳。道善房を師として得度され、道号を是聖坊蓮長と称した。