5.清澄説法

建長5年4月28日正午、清澄寺に於て広宣流布への第一歩を記す初転法輪(仏の最初の御説法)を行う。禅・浄土宗をはじめ各宗派は誤った教えであり、妙法蓮華経こそが唯一無二の教法であると説かれたのである。これを聞いた参集の人々は憤慨する。特に地頭東条景信は、大聖人を亡き者にしようとするが法兄の働きによって難を免れる。