9.御母蘇生

文永元年(1264年)の秋、大聖人は御母妙蓮の病篤しの報せを受け、立宗宣言以来12年ぶりの帰省を決意された。大聖人が帰り着かれたとき、すでに母の病は重く、まさに臨終の状態であった。しかし大聖人の祈念によって、御母の病は日ならずして快復したのみならず、その後四箇年の寿命を延ばされた。