12.間注所へ讒訴

雨乞いで破れた良観は、大聖人への憎悪の念を一層つのらせた。はじめは行敏という僧に命じて大聖人と対論させようとしたが失敗に終わった。思わくが外れた良観は最後の手段として、大聖人を誇ずる訴状を間注所へ提出した。しかし大聖人は良観の策謀であると看破された上で、彼らの邪義を堂々と破折された。