父を食らい母をかめる創価学会員達

妙光寺通信(平成19年1月4日)

池田大作が平成二年十一月十六日に、彼の昭和五十四年のいわゆるお詫び登山や過去の反省懺悔の一切を反古にするスピーチを行い、また同年十二月二十七日に、総講頭、大講頭の資格喪失の通告がなされるやいなや創価学会は猛然と反逆行為を開始して来ました。

その一つは文書による反発を行い、またそれに続いて、正宗寺院の総代を使い、各寺院の宗教活動並びに予算決算の審議や決議等々をさせず、寺院の法人としての活動を妨害する行為に出てきたのです。

幸いにして古い寺院乃至法華講の代表が総代を務める寺院、責任役員を務める寺院はその被害を免れましたけれども、創価学会の建立寺院の総代は全部学会員の総代でありました。各寺院三名乃至五名の総代を選出して宗務院の承認を得て、本来ならば寺院の発展正常な運営に当たり、代表役員たる住職に協力するのが、また外護するのが総代、責任役員の使命であります。それが一転して法人の活動を妨害し、そしてまた予算決算等に何かといちゃもんをつけて、正常な審議が出来ない有様でありました。

総代の任期は四年でありまして、この平成二年、三年に改選された寺院の総代等は、四年間に亘って寺院の活動を妨害し続けたのであります。それ以外にも各寺院に於いては信徒の要望によって亡くなった方の遺骨を預かっておりましたが、信徒の要望によってやむを得ず遺骨を預かっていたわけですけれども、それが墓地埋葬法に違反するということで、各警察に告発するという事件が多発いたしました。ほとんどが不起訴に成りましたけれども、創価学会は幹部を動員して、全国に亘って墓埋法違反のキャンペーンが行われ、お寺が営理事業をし、いかにも多額な保管料を要求したかの如くに報道し、また墓埋法違反、墓埋法違反とでっち上げて新聞に重ねて報道し続けたのであります。本来ならば寺院を外護し、また参詣する御信徒のために寺院経営の正常な発展を計るのが本来の総代の使命であるにもかかわらず、宗教法人の代表役員を告発し、寺院経営を破壊し、そしてまた大勢の信徒の信仰を失わせるということは、まったく総代としての任務とは正反対のことであります。

こうした人間について日蓮大聖人は『報恩抄』に
蝙蝠鳥(へんぷくちょう)のごとし。鳥(とり)にもあらず、ねずみにもあらず、梟鳥禽(きょうちょうきん)・破鏡獣( はけいじゅう)のごとし。(御書1017)と伝教大師の弟子からまた弘法の弟子に成り下がった慈覚大師になぞらされてこのように仰せになっておられます。

まったく真言における慈覚大師と同じ事をしたのが今日の創価学会であります。表向きは教育だ、文化だ、平和だときれい事を言っておりますけれども学会員の知らないところでこのような破壊工作をしているのが創価学会の総代であり、日蓮正宗という父を食らい、また日蓮正宗の母をかむ梟鳥禽の実態であります。こうした中に身を置くことこそ、謗法の片棒を担ぐことであり、一日も早くこの謗法から脱却することが肝要であります。