サンスクリット語のカルパの音写文字「劫波」を略したもので、測定することのできない長い時間をいう。
経典上では、三千年に一度だけ開花すると説かれる植物の花のこと。開花は、仏や転輪聖王出現の前兆とされる。
諸経(法華経妙荘厳王本事品第二十七等)の説話に見られる。仏教値遇の難しさを説く。
大梵天王の住居。三界中、色界の初禅天にあるとされる。
植物のケシやカラシナの種子のこと。仏教では、微細なもの、僅かなものの譬えに用いられる。
日寛上人は『法華題目抄文段』に「此の須弥山の中央より彼の須弥山の中央に至るまで、十二億八万三千四百五十由旬」(御書文段六六九)と、諸説の一つを示されている。