経文に説かれる荘厳された塔。特に、法華経見宝塔品第十一で大地から出現した七宝荘厳の塔(多宝塔)のこと。
宝塔の涌現と共にその中に坐して出現し、釈尊の説いた法華経が真実であることを証明した仏。過去世において、法華経説法の座に必ず出現し、法華経が真実であると証明することを誓った。
一切万物の構成要素である地・水・火・風・空のこと。大聖人は、この五大を妙法蓮華経の五字に配された。
法華経では、金・銀・瑠璃・硨磲・碼碯・真珠・玫瑰の七種の宝玉を七宝と説かれる。大聖人は本抄で、聞・信・戒・定・進・捨・慚を七宝とされている。