17.佐渡塚原三昧堂

(文永八年十月十日、(1271年)大聖人は依智の本間邸から佐渡へ出発し、同二十八日に佐渡へ着岸、翌月一日に配所の塚原に到着された。)塚原の三昧堂は、墓地の中にある荒れ果てた小さな堂であった。厳寒の地、佐渡において、大聖人は寒さと飢えの苦しみを一心に受けられながらも、ひたすら読経・唱題・述作にあけくれる法悦の日々を送られた。