今から七百八十二年前、一人の男の子が日本国の千葉県に生まれました。
そしてこの子が大きくなる頃、多くの人々が不幸に泣き、お米も作物も取れない飢饉や疫病、天変地異に恐れおののき、先の見えない悲しみの中で、沢山の人が死に、苦しんでいました。
やがてこの子はおおくのことを学びその原因がどこからくるのかをさとり、正しい仏法だけがすべての人びとの不幸をとり除いてあげれると大かくしんをしました。
そして生涯をとおしておおくの苦難と権力者のたび重なる迫害にたちむかいながら妙法を広めるために、命をかけて戦われた日蓮大聖人さまのお話をはじめます。