大聖人直結論と創価学会の大謗法
妙光寺通信(平成18年12月3日)
かつて創価学会ではいわゆる「五十二年教義逸脱問題」の頃、創価学会の独立と宗門支配の言動が盛んになった。その頃のおもな主張は
一、創価仏法の原点は小説人間革命に描かれている戸田城聖会長の獄中の悟達にある。
二、小説人間革命こそ現代の御書である。
三、池田名誉会長は主師親三徳兼備の大導師である。
四、正宗寺院は単なる儀式の場にすぎず、創価学会の会館こそ広布の道場である。
五、供養は在家でも受けられる。
等々と言うものであった。
こうした「五十二年教義逸脱問題」は昭和五十二年六月三十日の「教義上の基本問題について」という訂正文の聖教新聞への掲載や、同年十一月七日の総本山での謝罪等を経て、昭和五十四年五月三日に日達上人による収束がはかられました。
同時に池田大作は創価学会の会長と日蓮正宗の総講頭を辞任したのであった。この池田の責任を取っての総講頭辞任も、偽りの謝罪であった事が後の経過に於いて明らかである。
創価学会の標榜する「大聖人直結」「御書根本」に徹すれば、上記の謗法路線につながるはずがない。
日蓮大聖人の御書から上記の指導が生まれるはずもなく、もとより池田大作に大聖人と同様の主師親三徳が兼備している等という主張が導かれるはずもない。
さらに日蓮大聖人の仏法をさしおいて、人間革命こそ現代の御書という指導は池田の高慢による主張という他はない。