四箇の格言
妙光寺通信(平成17年3月6日)
日蓮大聖人は御本仏として仏法の極理にもとづいて、宗教の正邪を正しく見極め、最勝最善の正法を信受すべき事を教えられました。
一方悪知識や悪法を許されず、「念仏無間」「禅天魔」「真言亡国」「律国賊」と法然の念仏宗、中国伝来の禅宗、弘法、慈覚の真言、良観の律宗を厳しく破折されました。
世間一般の人々はたとえば弘法大師と言えば、名筆の日本有数の書家であり、日本を代表する名僧、高僧の一人に数えあげていますが大日如来は生国不明の架空の権仏であり、真言宗の教義は釈尊の真実の教えである法華経を戯論と下し、衆生の救済どころか、仏法を転動させる教えであり、まさに亡国、亡民の教えと言うべきなのです。
日蓮大聖人の「四箇の格言」は日本仏教界に於いて、過去七百年、千年の歴史の中で、またこれからの未来においても、誰一人として破る事の出来ない仏法の真理にもとづく破折なのです。
念仏、禅、真言、律宗のみならず、日蓮大聖人の大正法以外の宗旨では絶対に誰一人の成仏も、幸せもない事を知らねばなりません。
総本山第二十六世日寛上人は「如説修行抄筆記」に
「常に心に折伏を忘れて四箇の名言を思わざれば、心が謗法になるなり」
と説かれています。
日蓮大聖人の四箇の格言は今日になお生きているのです。