獅子王とも書く。百獣の王であるライオンをいい、ここでは仏を指す。
獅子が前へ三足、後ろへ一足と身構えて、どのような相手にも全力で立ち向かう姿勢のこと。
法華経従地涌出品第十五の経文。獅子が奮い立ったように勢い盛んな様。また猛烈で勢いある力をいう。
獅子のほえる声。仏の説法を、百獣が恐れる獅子の声に譬える。
王舎城の夜叉神の娘で、十羅刹女をはじめとする五百鬼子の母のこと。はじめは人間の子を食い殺す悪鬼であったが、法華経に至って法華経の受持者を守護することを釈尊に誓った。この誓いは、法華経陀羅尼品第二十六に説かれている。
鬼子母神の十人の子で、陀羅尼品において鬼子母神と共に法華経受持の者を守護することを誓っている。