真の広宣流布とは

妙光寺通信(平成17年1月2日)

創価学会では創価学会員が増え、創価学会の組織が大きくなり、創価学会インターナショナルとして世界各国に会員が拡大すれば、それが創価王国であり、創価学会の広宣流布だと考えています。しかも池田の名声が高まり、「名誉教授」や「名誉市民」「名誉博士」として表彰され、益々声望を高める事が創価学会SGIの強化と発展に役立つと考え、世界各国のSGI理事長はその為に奔走しています。

しかし真の広宣流布は日蓮大聖人が
「本門の本尊、妙法蓮華経の五字を以て閻浮提に広宣流布せしめんか。」(『顕仏未来記』御書六七六)と仰せになっている如く、日蓮大聖人の三大秘法に基づく本門の本尊流布であります。なかでもその根源は本門戒壇の大御本尊の広宣流布なのです。

総本山第二十六世日寛上人は『撰時抄愚記』に
「末法に於ては、必ず応に文底深秘の大法広宣流布すべし。(中略)文底深秘の大法、その体如何。答う、則ちこれ天台未弘の大法・三大秘法の随一 ・本門戒壇の御本尊の御事なり。」(文段二八九)と仰せになっております。

広宣流布とは日蓮正宗、総本山大石寺に厳護されてきた本門戒壇の大御本尊を広く世界に弘宣して、一切の人々を救済する事であり、創価学会の会員を増やす事ではなく、創価学会のエセ教学を弘める事でもないことを今こそハッキリと知るべきであります。

従って日蓮正宗総本山から離れて真の広宣流布はないのです。