僧宝を日興上人御一人と称する大謗法

妙光寺通信(平成17年10月2日)

創価学会では本宗の僧宝は日興上人御一人に限るとし、天奏の御生涯を全うされた第三祖日目上人も、本宗中興の祖と仰がれる第九世日有上人も、創価学会員が尊崇してやまない第二十六世日寛上人と雖も、創価学会はその御歴代上人としての血脈相承をも否定し、「僧宝」とはいえないと決めつけています。

これは在家教団の創価学会の正統性を取りつくろう為には、何としても総本山の御歴代上人の血脈の御相伝、つまり僧宝を否定しない限り、在家正意の根拠を失なってしまうからなのです。

二十六世日寛上人は、厳然と「当家三衣抄」に
「南無本門弘通の大導師、末法万年の総貫首、開山付法南無日興上人師、南無一閻浮提座主、伝法日目上人師、嫡々付法歴代の諸師。」(六巻抄 二二五)と、御開山日興上人を始めとする代々の御歴代上人を「僧宝」として敬うべき事を御教示されています。

今の池田創価学会の三宝論は此の日寛上人の御教導に大きく背反するものであり、日蓮大聖人より今日の日顕上人猊下に至る御歴代上人の血脈を誹謗する大謗法と言わなければなりません。