幢とは、上部に小旗をつけた鉾のこと。ここでは権教の者が、自ら悟りを得たと驕り高ぶる心(慢心)が高くそびえるさまを幢に譬える。
権教に執着する者が、法華経の行者による折伏を受けて生じる怒りの激しさを、相手を打ちたたく杖に譬えたもの。
衆生を仏の境界に導く唯一の教えのこと。
名誉と私利。また、それらを貪る欲望のこと。
煩悩の一つで、強い自我意識から起こる慢心のこと。また、自己中心に物事を捉え他人を軽んずること。
偏った見解に執着して他人の意見を受け付けないこと。
鎖やかせ(枷)など、手足にかけて自由に動けないようにするもの。転じて、人の身心を束縛し、行動の妨げとなるもの。